今月のBERC「外国公務員贈賄罪研究会」は、ベトナムを特集します。
ベトナムといえば、2月28日から3月5日にかけて天皇皇后両陛下が初めて御訪問され、いわゆる「残留元日本兵」の家族と面会されたことが記憶に新しいところです。GW明けに副首相兼外相のミン氏が来日したばかりですが、今年1月には安倍総理が訪越し、6月にはフック首相が来日予定で、活発な外交が展開されています。米国抜きの「TPP11」交渉の上でも我が国にとって重要な存在だと言えます。
そのベトナムとのビジネスにあたって、重大な懸念事項の一つになっているのが、贈収賄を中心とする腐敗です。トランス・ペアレンシーのCPI(2016)スコアは「33」、全体で「113位」という順位です。
今回の外国公務員贈賄罪研究会では、ベトナムにおける「腐敗」がどうなっているのか、どう対処すればよいか、ベトナム改正刑法の施行はどうなるかといった点を、参加企業による事例発表を中心として、検討を加えていく予定です。