オリンパス、FCPA違反等事件で6.46億ドル支払をDOJと合意

 オリンパスは昨日(2016/3/2)、反キックバック法/虚偽請求取締法とFCPAに関連する調査について、DOJと合意した旨のプレスリリースを公表しました。
http://www.olympus.co.jp/jp/common/pdf/td160302.pdf
それによると、米国子会社Olympus Corporation of the Americas(OCA)による反キックバック法/虚偽請求取締法違反の嫌疑については、罰金及び制裁金として 6.12億ドル(約704億円)に利子約 1120万ドル(約13億円)、間接米国子会社Olympus Latin America, Inc.(OLA)とそのブラジル子会社Olympus Optical do Brasil, Ltda.(OBL)によるFCPA違反の嫌疑に関しては、罰金2280万ドル(約26億円)を支払い、それぞれコンプライアンス改善のための施策実施を合意したとのことです。朝日新聞の「ミスターFCPA」中井大介記者による記事は、下記のリンク先をお読みください。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12238156.html 

また、日経によると、「2日の株式市場ではオリンパス株は一時、前日比8%(340円)高い4420円まで買われた。和解を受けオリンパスの負担の上限にめどがたったことが好感されたようだ」とのことです。

http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKASDZ02HYY_S6A300C1TI1000

オリンパスにとっては、今後のコンプライアンス改善の「実効性確保」が課題となりそうです。

bae9758a04ed0d10e690acf21446362e-2

 

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Share on LinkedInEmail this to someonePrint this page

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です