UE社、名誉毀損訴訟で朝日新聞に勝訴

昨日(12/21)、ユニバーサルエンターテインメント社(UE社)が名誉毀損で朝日新聞を訴えていた民事訴訟で、東京地裁(松本利幸裁判長)は、朝日側に330万円の支払いとウェブサイト上の記事削除を命じる判決を言い渡しました。読売新聞によると、

  • 松本利幸裁判長は、一部記事の内容について、「真実ではなく、真実相当性も認められない」と述べた。
  • 問題となったのは、2012年12月~13年2月の計5本の記事。UE社がカジノ免許の許認可権を持つフィリピン政府高官らに接待を繰り返し、UE社の子会社が同国のカジノ規制当局側に4000万ドル(約37億円)を送金したなどと報じた。
  • 判決は、接待や送金は認める一方、接待に有利な取り計らいを受ける目的があったとはいえず、一部の送金はUE社の意思決定によるものではなかったなどとして、5本中4本の記事について名誉毀損を認めた。

とのことです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151221-OYT1T50122.html

朝日新聞、まさかの敗訴です。いわゆる「フリーリポート」に端を発する一連の報道が名誉毀損にあたるかについて、注目すべき判決が出ました。

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